”あん・テヴェ”(ケーク)

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今日は、”餡・テヴェールWAZUKA”(通称:あんテヴェ)という商品について紹介したいと思います。
”あんテヴェ”とは、中に十勝あんが入った抹茶のパウンドケーキです。

美味しさのポイント

濃い抹茶感と甘さ控えめの餡

私のお気に入りの抹茶。バターの風味にも負けない香りと鮮やかな濃緑。
京都府和束町の石臼挽き”プレミアム高級宇治抹茶”を使用しています。
和束町は、日本を代表する銘茶の産地。
この抹茶は、おぶぶ茶苑さんから仕入れています。
製菓用に半年以上、試行錯誤を繰り返して生まれた一品とのこと!
当店の抹茶好きのお客様も絶賛です!

もうひとつのこだわりは、こちら!こむぎ庵さんの”奇跡の餡”。
十勝産希少品種「北ロマン」100%使用した甘さ控えめの小倉餡です。
北ロマンは、粒が大きくポリフェノールの含有量も従来の品種に比べて高い大注目の品種。
こちらの餡の甘さと炊き上げ具合が絶妙です。くどい甘さでは無くすーっとした甘さ。小豆の皮感も口の中に残らないです。

生地の乳化と保湿感

艶がありしっかり乳化した状態

ケークの基本は、「乳化」
バター(油)+卵(水分)がしっかりつながり左写真のように艶のある状態。乳化していない生地は、喉越しが悪くボソボソして美味しくないです。焼いてしまえば見た目では分かりにくいですが、食べるとやっぱり違います。

中央に十勝産北ロマンの餡子

あんテヴェの1番のポイントは、生地中央に絞ったこの十勝あん!
餡があることで生地全体のバランスが絶妙になります。
北ロマン餡に、生クリームを少量加えて保湿感プラス。

生地部分には、バターのほかに太白胡麻油を使用しています。

なぜ、胡麻油??
①バターと違い凝固しない。ケークが固くならない。酸化しにくい。
②抹茶を胡麻油に溶解することで、ペースト状にして馴染みをよくする。
③太白胡麻油は無臭なので、抹茶の風味が活きる。

食感+香り

上面にパールシュガー+胡麻

ケーク上面に、パールシュガー+胡麻。
胡麻の香ばしい香りが抹茶の引き立て役!

なぜザラメではなくパールシュガー?

①ザラメは”ガリッ”、パールシュガーは”サクッ”優しい歯触り。

②焼成後のシロップをパールシュガーは吸うので、香りが豊かに!

焼成後に、抹茶によく合うボージュオードヴィ(ホワイトブランデー)シロップを”アンビベ”(imbiber<仏>) 1しています。


  1. ケーキのスポンジや焼成したパウンドケーキなどに風味と適度の湿り気を与えるためにシロップなどを染みこませること。
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